「崖っぷちの男」

最近いくつか見たこの手の映画(アクション・サスペンス?)の中ではいちばん楽しかった。
アイディア勝負なところが好き。アクションが流血ひかえめでホッとしました(チキンだから…)。

崖っぷちの男」公式サイト http://disney-studio.jp/movies/gakeppuchi/

予告編を見ていなかったので、どういうストーリーなのかぜんぜん予想できなくて良かった。たいていの映画は本編より予告編の方が面白い気がする。
崖っぷちの男」だからって、こんなに長い時間「崖っぷち」にしがみついているとは思わなかった。
回想シーンを除くと、ほとんど半径数十メートルと数時間の話の中に、いろんなエンターテインメント要素が詰め込んであって退屈しない。この展開は「世にも奇妙な物語」っぽいなとか、この手は「デスノート」で、これは「アニメ三銃士」のとか。「ミニミニ大作戦」的な楽しさもあるし。
主人公の男っぷりは「クーリエ」の方が良いと思ったけれど、「崖っぷち〜」は登場する女たちがみんなガッツにあふれていて明るい気分になる。脇役の男達もさりげなくキャラが立っていて、シリーズドラマにできそう。個人的にはエド・ハリスが観れるだけで満足ですが(悪役が似合うなあ)。
ラストのちょっとしたオチも心憎い。「ディナーラッシュ」を思い出したと言ったらネタバレっぽいかな。