ドロヘドロ

ドロヘドロ


いつでも陽気に笑っていろ。

『ドロヘドロ 1〜10』林田球小学館
魔法使いとトカゲ男と悪魔が狂想曲を奏でるダーク・ファンタジー。魔法使いによって頭部をトカゲに変えられ、記憶を失くしたカイマンが、元の姿を取り戻すため、親友のニカイドウとともに闘う!…と書いてみると、ちょっと『鋼の錬金術師』っぽいかも。そんなことないか。(中身は微塵も似ていません)
そういえば、この話の主人公は藤田だと思ってたんですけど…(藤田、活躍しませんね)。カイマンの身にも変化が起こって、そろそろクライマックスでしょうか。
作品世界は芸術系の子が好きそうなマニアックな雰囲気ですが、キャラクター造形はお約束っぽくて親しみやすい。私もお約束に(?)、シンとノイが好きです。俗物なエンも可愛い。
魔法使いがこんなに素手で殺しまくる話も珍しいんじゃないかと思う。個人的には残酷な印象は受けないけれど、流血が苦手な人にわざわざ薦める気はしない。なんとなく、デヴィッド・リンチっぽいなと思う。カイマンの悪夢とか。
HELLSING』や『シグルイ』がアニメ化できるなら、『ドロヘドロ』がアニメになってもおかしくないと思いつつ、よほどオシャレな出来じゃないと納得できそうにない(オシャレって言い方はオシャレじゃないけども)