「ゴッドファーザー パート1、2」

「ゴッドファーザー」

いまさらですが、やっと「ゴッドファーザー」を観ました。
ずっと観ようと思いつつ、怖かったら嫌だなあとためらっていたのだけど、『リボーン』好きとしてはやっぱりおさえておかないと(?)と(どうして私は『リボーン』が好きなんだろう)。
往年の名画なので、この曲ってゴッドファーザーの曲だったんだ、とかマフィアのドンが猫好きというイメージはこの映画から来てるんだろうか、とか思いながらのんびり鑑賞しました。アル・パチーノがパパの役なのかと思ったら違った…(無知ですみません)
ガンガン人が死んでいくのは想像通りだけど、わりと淡々と描いてあるので「インファナル・アフェア」ほど観てて辛くはなかった。ナイフのシーンはちょっとこたえたけど。蜂の巣は大丈夫。しかし蜂の巣シーンはすごく凝った作り方がしてあるのだとか。
トマト畑のシーンが好きでした。なんとなく『廃園』(『象と耳鳴り』恩田陸)を思い出した。

ちょうど、現代の戦争ビジネスを題材にした血も涙も乾ききった映画を観た後だったので、「ゴッドファーザー」は古き良き時代だなあと思ってしまった。もっとも、古き良き時代が終わってしまうお話だけれど。

もともと「ゴッドファーザー」が観たかったのは、『ピンホール・ケイブ』(『栗林かなえの犯罪』吉野朔実)の中の「私は 死ぬ時は 胃がからっぽの方がいいのよ!! 「ゴッドファーザーパート1」を見た時にそう思ったのよ」というセリフのためで、てっきり「セブン」みたいなシーンがあるのかと身構えていたけど、そんなこともなかったような。ぼんやりしてて見過ごしたのかもしれないけど。

それにしても、パート1でこんなに殺しちゃってパート2はどうするんだろう、と思ったらパート2も殺しまくりだった。マイケル殺し過ぎ…。パート3はまだ観ていないのですが。